身体と食育の話

皆さまこんにちは。

今日は食育って大切なんだなと感じた出来事を書いていきたいと思います。

f:id:rapha8741:20220923125357j:image

発端は最近胃が痛いとご相談を受けたこと。

病院の検査では異常は見られず、痛くなるのは食事前だけです、というお話。

よくよく話を伺っているとその方にとって食事は“義務”という感覚がある様子。

時間になると「食べなければいけない」と思って三食食べている。

若い頃は食欲もあって何を食べても美味しいと感じていたが、最近は食欲もなく何を食べても美味しくない。

食べる前になって急に胃が痛くなるけど普段は痛くない。

料理は苦手、片付けもめんどくさい、誰かに作ってもらいたい。

となんだか全体的に食に関して関心が薄い上に食事がストレスなんだなと感じます。

若い頃は食欲はあった、でも味覚はきっと大切にしてこなかった。

味覚を使わずにきた結果、食欲が衰えてから食べることが苦痛になってしまっているんだろうなと感じました。

女性はみんな料理が好きなものだと思ってた。

家事や育児も好きなものだと思ってた。

と昭和感が全開すぎて

「女性だってみんな一緒です!食器洗浄機神!って思って使ってるし、面倒でも生きるためにご飯作ってますよ」

と当事者意識の無さをぶったぎる為に話します。

戦時中とかで食糧が少ないなら(痛くても)何でも食べるのに。

とどこまでいっても食べることが苦痛そうな思考なので

「結局変わらないです!食べるのが苦痛なら。胃がかわいそうです!」

と話す私。

「時間になっても食べたくなければ食べなければいいし、美味しいと感じた時には美味しいと口に出して食べてください。

そうすればこれは美味しいんだ、と脳が認識してドーパミンとか脳の快楽物質が出ますから」

「食事が美味しい、ストレスではない、と感じなければ何を食べても一緒です」

多次元のセッションをやっているわけではなかったのですが、人は成長段階で身につけた信念体系でこんなにも縛られてしまうんだと改めて感じました。

私も普段あまり食べない方ですが、

食べるなら美味しい方がいいなと思って美味しい減塩調味料を購入したり、卵かけご飯一つでも美味しい作り方を検索したりするので、食に興味はあるかなと思います。

でも成長段階で食に興味を持てずにきたり、与えられたものを食べることが当たり前になってしまうと、食べる楽しみや味覚が育たずに成長してしまうのかなと感じました。

「せっかく人間には味覚があって嗅覚があって五感を使って食事が楽しめるのに、それはなんだかもったいないですよ」

とお話しました。

美味しいものを食べて

「美味しい〜!!!」

と幸せな気持ちになれるのも人間だからこそだし、あんまり美味しすぎると味覚の幸せだけじゃ収まらず、体が震え始めたりダンスしたり体全体で表現し始めませんか?(私はします笑)

そういう幸せや食べる楽しみもご自身で感じられるようになればいいなと思います。

そんなわけで食育って大切だなと感じた最近の出来事でした。