個性のままに生きる〜インナーチャイルド

皆さまこんにちは。

帰省から後オリオン遺伝がついに全面に出てきたなという感じだったのですが、オリオン遺伝は私にとって子ども時代、インナーチャイルドのテーマそのものだったのでなかなか自分ではやりづらい分野でした。

私にとってのオリオン遺伝をひとことで言うと《劣等感》に尽きます。

そして自己承認欲求。

私は感情を抑圧する癖が幼少期からずっと続いていたので何かある毎に言いたいことや欲求を抑えて控えめに生きようとしてきた気がします。

ちなみに長女です(もはやルート)

そして私の周りの友人達の末っ子率の高さ😂

彼ら彼女らの「出来たから褒めて!」のエネルギーに今まで何も思うことなく言われたまま褒めてきたのに、ここにきて

(何も言いたくない…)

と思考が止まってしまったのです。

これかーーー!人の幸せを喜べないオリオン遺伝って!!!と自分の中の初めての感覚に感動です。

なんで感動してるんだと思われそうなので追記すると、感情を抑圧してきた歴史が長いので色々わからない感情が多いのです。なので自分で自覚できた時は初めてのおつかいレベルで感動します。

(初めて嫉妬した時も感動した😂)

こういった一般的に悪いとされる感情は本当のところ良いも悪いもないと思うんです。

ただ人間として生きて発生する感情。

問題なのはそれらを全部抑圧することだと感じています。

感情の抑圧とは押し入れに無理矢理感情を押し込んで「これでもうないよ!」と言うようなもので、いつかは押し入れも許容量を超えてパンクしてしまいます。

なので感情もひとつずつ確かめて癒したり押し入れの外に出したりして解放することが大切なのだと感じます。

話は戻りまして、出来たから褒めて!のメッセージに何も返す気が起きない…という出来事から後、私のインナーチャイルドからの

『そんなことより私を見てよ!!!』

という圧を強く感じるようになりました。

こんなの初めてです!一体どうしたの?という状態。

そして思ったのです。

今のこの私にもし子どもがいたら、彼や彼女が

『お母さん私を見て!褒めて!認めて!』

と真っ直ぐに私に向かってきたら

私は多分すごく嫌な気持ちになるだろう、子どもを好きになれないかもしれない。

なぜなら自分自身が子どもの頃に

『私を見て!褒めて!認めて!』

なんて発してこなかったし、親から褒めても認めてももらえなかったから。

だから何も考えず無邪気に向かってくる子どもを憎むかもしれない…

そこまで考えて(違う違う、今子どもの頃の傷が出てるだけだから。これを癒すために出てくれているだけだから)

と思いました。

かつてないほどに揺り戻しが起きている。私はそれらと向き合う必要があるのだと。

インナーチャイルドからの“私を見て!”という強い圧に押されて、私自身のルーツ、子どもの頃や成長してから特に好きだったものについて振り返る時間を作りました。

形作ってきたものの中で特に大きかったと感じるのは《思ったことをなんでもノートに書く癖があった》ことです。

今では手書きでなかなか書かなくなりましたが、10代当時は何冊も手書きでその時思っていたことをノートに綴っていました。

若かりし頃のあり余ったエネルギーが内に向かった先の1つがノート。

日記ではなくてあくまでも思考のアウトプットの為のノートでしたね。

今ブログを書いているのも形式が変わっただけであの頃の延長な気がしています。

文章を書くことで自己表現している、内側にあるエネルギーを形にして発露する感覚。

そして美しいものや個性的なもの、服飾の世界に惹かれていきました。

育った地元が古着の街、若者の街と言われていたのですが、帰省した際に地元の友人とそこで久々に再会し

「私やっぱりこの街で育ったんだと思った。洋服好きだもん」

と言った友人を見てすごくわかる!と返したんですよね。

この街の面白さは“自分好みの掘り出し物、一点物を見つけること”

時代は移り変われどそこは全然変わってなくて、駅前に作家さんの露店が立ち並ぶようになってますます“個性を買う街”になった気がします。

流行り廃りじゃない、自分にとっての宝物を探す街。

店員さんと「この生地が素敵、デザインが面白い!」

と縫製や生地、材質やデザインの話をしたり、今はもうないけれどヨーロッパのアンティークの洋服や雑貨を並べていたお店があって、店内に入ると独特の雰囲気と香りがして、まるでパリジェンヌの世界への扉を開けるように感じていたことを思い出しました。

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そこで買ったレースが全面に貼り付けられアンティークのボタンとリボンの付いたパンプスはお直しにも出したりして大切に履いてきました。

今じゃ履く機会もないけれど、こんなに素敵な靴は他に出会ったことがなくて、私の夢とロマンが詰まった大切な靴です。

帽子屋さんの店員さんは帽子の取り扱いやケアの話を丁寧に教えてくれたり、洋服屋さんの店員さんは話していて本当に洋服が大好きなんだなと感じる。

そんな街で育ち、両親も美容や服飾関係の仕事を過去にしてきている。

綺麗なものが好きなのも個性的なものに惹かれるのも会社勤め向きじゃなさそうのも全部納得がいきます。

私の理想世界では美しくて個性的でクリエイティブなものこそが尊いんでしょうね。

だけど一方で個性は表に出してはいけないと感じながら生きてきた。

生活するためには自分を抑さなければいけないというサバイバルプログラム(無意識で作った生存戦略)が私の中に存在している。

個性を出して生きたいと願う一方でそれらを全力で止めようとする力が働いて私の脳内には常に大きな矛盾があり葛藤していました。

個性を最大限に発揮する為に。ずっと強力に発動してきた自己を抑圧する性質(遺伝)と本気で向き合わなければいけない時がやってきたのです。

(続く)